“将棋倒”の読み方と例文
旧字:將棋倒
読み方割合
しょうぎだお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えい! えい! えい! 二、三度もぎ離そうとしたが、離れればこそ、足を割り込まれて将棋倒しょうぎだおれに、デンとそこへ組み敷かれる。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
庫裡くりからはかみさんと小僧とが顔を出して笑ってその酔態すいたいを見ている。三人は廊下から本堂にはいろうとしたが、階段のところでつまずいて、将棋倒しょうぎだおしにころころと折りかさなって倒れた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
投げられる者、将棋倒しょうぎだおしになる者、凄まじい砂煙が白刃ばかりをきらきらみせた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)