“こだて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小楯84.8%
小盾12.1%
小舘3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕は——僕ももちろん危険を避けるためにトックを小楯こだてにとっていたものです。が、やはり好奇心に駆られ、熱心にマッグと話しつづけました。
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
はね起きると、すばやく倒れた遣戸やりど小盾こだてにとって、きょろきょろ、目を左右にくばりながら、すきさえあれば、逃げようとする。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
城下の寺町に、小舘こだて梅園という女史の経営する女塾があり、藩士の娘たちに学問や諸芸を教えていた。紅梅会はその塾生たちの集まりで、毎年春と秋の二回、有志が組をつくって粟津へ旅行をする。
雨の山吹 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)