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小盾
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こだて
ふりがな文庫
“
小盾
(
こだて
)” の例文
小盾
(
こだて
)
も見えず、姿見を
傍
(
かたわら
)
に、追って出る坊主から
庇
(
かば
)
うのに、我を忘れて、
帷子
(
かたびら
)
の片袖を
引切
(
ひっき
)
りざまに、玉香を包み、信女を
蔽
(
おお
)
うた。
露萩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
はね起きると、すばやく倒れた
遣戸
(
やりど
)
を
小盾
(
こだて
)
にとって、きょろきょろ、目を左右にくばりながら、すきさえあれば、逃げようとする。
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
守はピョコンと立上って、椅子を
小盾
(
こだて
)
に取って身構えながら、えたいの知れぬ相手を
睨
(
にら
)
みつけた。
妖虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
次の瞬間、銑吉の身は、ほとんど本能的に
大榎
(
おおえのき
)
の幹を
小盾
(
こだて
)
に取っていた。
神鷺之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
盾
常用漢字
中学
部首:⽬
9画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父