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遣戸
ふりがな文庫
“遣戸”の読み方と例文
読み方
割合
やりど
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やりど
(逆引き)
はね起きると、すばやく倒れた
遣戸
(
やりど
)
を
小盾
(
こだて
)
にとって、きょろきょろ、目を左右にくばりながら、すきさえあれば、逃げようとする。
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
愉
(
たの
)
しい夜は雪にもならず、みな歌をものして過ごし、
更
(
ふ
)
けて筒井は下がろうとして仲の
遣戸
(
やりど
)
をあけようとすると、よい月夜になっていた。
津の国人
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
早起きではいつも一番の爺の左近が、
遣戸
(
やりど
)
をあけて、その
赭
(
あか
)
ら
顔
(
がお
)
を東の空へあげたとたんに、こう独りでつぶやいていた。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
遣戸(やりど)の例文をもっと
(24作品)
見る
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
“遣”で始まる語句
遣
遣瀬
遣口
遣手
遣繰
遣切
遣方
遣場
遣付
遣取
“遣戸”のふりがなが多い著者
三上於菟吉
紫式部
吉川英治
谷崎潤一郎
幸田露伴
横光利一
室生犀星
堀辰雄
芥川竜之介
山本周五郎