“煽動者”の読み方と例文
読み方割合
せんどうしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次郎は、自分が一番心配していたストライキの煽動者せんどうしゃを、相談のしょっぱなから、しかも馬田のような生徒に見出して、いらいらし出した。
次郎物語:04 第四部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
「売教徒の巣を焼き払え」大講堂の縁には、さらに二人立ち、三人立ち、七、八名の煽動者せんどうしゃがおどり上がって、激越な口吻こうふん
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
道庵先生の如きは興味を以てこの貧窮組に賛成をしたけれども、貧窮組に馳せ参ずるもののすべてが、道庵先生の如き無邪気な煽動者せんどうしゃばかりではありません。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)