トップ
>
煽動
>
おだ
ふりがな文庫
“
煽動
(
おだ
)” の例文
「そいつをお前が初めてあの山で夜番して、天狗を退治たちうんやろ。えらい/\。」と、仙太郎は
煽動
(
おだ
)
てかけた。
太政官
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
御布施
(
おふせ
)
が段々少くなるのに氣を腐らせ、少し人間の甘い癖に、文字花に夢中になつて居る猪之助を
煽動
(
おだ
)
てゝ、筋書まで拵へて、二人の男を殺さしたのさ。
銭形平次捕物控:286 美男番附
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鬚野先生以外にお頼みする人が居ないのだから……と恐ろしく
煽動
(
おだ
)
てやがったから特別を以て引受けてやった。
超人鬚野博士
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
奥様をうまく
煽動
(
おだ
)
てて替玉に使い御自分だけがうまい汁を吸って世間の眼を暗ませようとなさるなんて——
鷺娘
(新字新仮名)
/
大倉燁子
(著)
処で
俺
(
おら
)
の旦那がお世辞半分に新聞記者の天職を
壮
(
さか
)
んなりと褒めて娘も新聞記者に
嫁
(
や
)
る
意
(
つもり
)
だと
戯謔面
(
からかひづら
)
に
煽動
(
おだ
)
てたから、先生グツト乗気になつて早や
聟
(
むこ
)
君に
成済
(
なりすま
)
したやうな気で毎日
入浸
(
いりびた
)
つてゐる。
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
“煽動”の意味
《名詞》
煽動(せんどう 「扇動」の「同音の漢字による書きかえ」)
「扇動」の別表記。
(出典:Wiktionary)
煽
漢検準1級
部首:⽕
14画
動
常用漢字
小3
部首:⼒
11画
“煽動”で始まる語句
煽動家
煽動者
煽動的