“ぶげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
分限91.3%
誣言6.5%
蕪言2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木場の大旦那で、万両分限ぶげんの甲州屋万兵衛は、今朝、卯刻むつ半(七時)から辰刻いつつ(八時)までの間に、風呂場の中で殺されていたのです。
最上の政体なりと誇称するも、彼等が祖先の聊も予期したる所に非ずして、沿革興亡、七八百年間の変遷の力に依り、自然に今日の体を為したりと云も誣言ぶげんにあらず、而して彼等誇称する所
文中、各位への蕪言ぶげんとあわせ、おゆるしを。余稿、筆をあらためて、他日、また。(二六・二・二五)
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)