翻々ほんぽん)” の例文
旧字:飜々
多々良川の川ぐちまでのあいだ、敵影は見ず、対岸の名島の高地に、はたのぼり、うす煙などが強風下に翻々ほんぽんと狂い舞ッているだけだった。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)