“翻筋斗”のいろいろな読み方と例文
旧字:飜筋斗
読み方割合
もんどり56.3%
とんぼがえり18.8%
とんぼがへり18.8%
とんぼ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言葉に連れて地に倒れていた猿が、毬のように飛び上り、宙で二三度翻筋斗もんどりを打ったが、やがて地に坐り手を膝へ置いた。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
クサカはそれをやる気になって、飛びあがって、翻筋斗とんぼがえりをして、後脚でくるくる廻って見せた。それも中々手際よくは出来ない。
男に軍曹と呼ばるゝ猿あり。美しき軍服着て、熊の頭の上、脊の上などにて翻筋斗とんぼがへりす。われは面白さにこゝに止らむとおもふほどなりき。
土が残って居る。来年がある。昨日富豪となり明日あす乞丐こじきとなる市井しせい投機児とうきじをして勝手に翻筋斗とんぼをきらしめよ。彼愚なる官人をして学者をして随意に威張らしめよ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)