“とんぼがへり”の漢字の書き方と例文
語句割合
翻筋斗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男に軍曹と呼ばるゝ猿あり。美しき軍服着て、熊の頭の上、脊の上などにて翻筋斗とんぼがへりす。われは面白さにこゝに止らむとおもふほどなりき。
不審ふしんさうに彼らが小さな主人公の顏を見かへりながら、張合もなく何時までも翻筋斗とんぼがへりをしてゐた事を思ひ出す。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
指はいつもの薪よりは容易たやすく切れて、いつもの薪と同じやうに翻筋斗とんぼがへりをして台の縁にあたつて土間に落ちた。指の痛をまだ感ぜないうちに、指の地に落ちた音が聞えた。