“もんどり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
翻筋斗45.0%
筋斗35.0%
飜筋斗10.0%
斛斗5.0%
飜斗5.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言葉に連れて地に倒れていた猿が、毬のように飛び上り、宙で二三度翻筋斗もんどりを打ったが、やがて地に坐り手を膝へ置いた。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
同時に、馬春堂もまた、賽銭箱に立ててあった蝋燭へ手をついて、コロコロと突ンのめるなり前へ翻筋斗もんどり打ったらしく、
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
不意に足場を失った私は筋斗もんどり打ってのめり込もうとした体を、笹にしがみついて辛くも支えることを得た。
秋の鬼怒沼 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
急な下りに向うと私達は源次郎の真似をして、立ったまま滑り下りる稽古をした、幾度か筋斗もんどり打って倒れたが、稍や慣れて来た頃には梯子谷はしごだんの落口に着いていた。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
渠は自暴糞やけくそに足を下駄に突懸けたが、下駄は飜筋斗もんどりを打つて三尺許り彼方に轉んだ。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
少しく体を前へかがめると、飜筋斗もんどり打って転げちるであろう。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
何か黒山くろやまのような物に打付ぶッつかって、斛斗もんどりを打って仰様のけざまに転ぶと、滝のような雨の中に、ひひんと馬のいななく声。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
飜斗もんどりうって古池に飛び込んだりするのは
初蛙 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)