“もんどり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
翻筋斗40.9%
筋斗36.4%
飜筋斗13.6%
斛斗4.5%
飜斗4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同時に、馬春堂もまた、賽銭箱に立ててあった蝋燭へ手をついて、コロコロと突ンのめるなり前へ翻筋斗(もんどり)打ったらしく
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其(そ)の綱(つな)を透(とほ)し果(は)つるや、筋斗(もんどり)を打(う)ち、飜然(ひらり)と飛(と)んで、土(つち)に掌(てのひら)をつくと齊(ひと)しく、眞倒(まつさかさま)にひよい/\と行(ゆ)くこと十餘歩(じふよほ)にして、けろりと留(と)まる。觀(み)るもの驚歎(きやうたん)せざるはなし。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
少しく体を前へ屈(かが)めると、飜筋斗(もんどり)打って転げ墜(お)ちるであろう。斯(こ)う思うと、飲料(のみもの)を用意していない彼は愈(いよい)よ渇(かわき)を覚えた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
赤蛙(あかがえる)が化けたわ、化けたわと、親仁(おやじ)が呵々(からから)と笑ったですが、もう耳も聞えず真暗三宝(まっくらさんぼう)。何か黒山(くろやま)のような物に打付(ぶッつ)かって、斛斗(もんどり)を打って仰様(のけざま)に転ぶと、滝のような雨の中に、ひひんと馬の嘶(いなな)く声。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
飜斗(もんどり)うって古池に飛び込んだりするのは、この無邪気と悪戯っ気とがさせる業(わざ)です。
初蛙 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)