“飲料”のいろいろな読み方と例文
旧字:飮料
読み方割合
のみもの68.8%
いんりょう18.8%
のみしろ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
資生堂の暖かそうな飲料のみものは、理窟りくつなしに捨ててしまって「違っているぞ」と承知しながら、その方へむかって歩みを運ぶのであった。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
飲料いんりょうには屹度きっと湯をくれと云う。曾て昆布こんぶの出しがらをやったら、次ぎに来た時、あんな物をくれるから、醤油しょうゆを損した上に下痢げりまでした、といかった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
女房 貴女の薄紅うすべになは桃の露、あちらは菊花のしずくです。お国では御存じありませんか。海には最上の飲料のみしろです。お気がすずしくなります、召あがれ。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)