“下痢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げり87.5%
くだ9.4%
はらく3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤児あかごを牛乳で育てる人は少し胃腸が悪くなると、オヤオヤこの子が下痢げりするよ、きっと牛乳屋で青草ばかり牛に食べさせるからだろう
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
「それが、……赤斑あかふもあれば、死顔は痴呆こけのよう。下痢くだしたものは、米磨汁とぎじるのようで、嘔吐はいたものは茶色をしております。どう見たって、虎列剌に違いねえので……」
顎十郎捕物帳:05 ねずみ (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
到頭下痢はらくになって、注射うつやら、竹の皮の黒焼きのますやら、えらい大騒動やったが、あんな子になってみイ、どないもこないも仕様ない。
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)