“げり”の漢字の書き方と例文
語句割合
下痢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕は当時僕の弟の転地先の宿屋の二階に大腸加答児だいちょうかたるを起して横になっていた。下痢げりは一週間たってもとまる気色けしきは無い。
春の夜 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
平次は首をひねりました。曲者は酒を呑まない二人を遠ざけるために、安倍川へ大黄を混入して、下痢げりを催さしたと考えられないこともありません。
飲料いんりょうには屹度きっと湯をくれと云う。曾て昆布こんぶの出しがらをやったら、次ぎに来た時、あんな物をくれるから、醤油しょうゆを損した上に下痢げりまでした、といかった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)