“水物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みずもの80.0%
みずもん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも、主人の手が自分の口を割って冷茶のような水物みずものを流し込んでくれたまでは、ぼんやりながら薄眼で見ていた。
そういう場合における米友は注文より以上に敏捷すばしっこいので、女を水物みずものにしてしまうようなことはなく、お玉がおっこちるが早いか直ぐに腕を取って引き上げてしまいました。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「選挙は水物みずもん——というけんど、ほんとに、ええ加減なもんじゃ。この前の商業会議所議員の改選のときにゃあ、魚市場うおいちば事件のような滑稽なことが起ったけのう」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)