トップ
>
飲料
>
のみもの
ふりがな文庫
“
飲料
(
のみもの
)” の例文
旧字:
飮料
資生堂の暖かそうな
飲料
(
のみもの
)
は、
理窟
(
りくつ
)
なしに捨ててしまって「違っているぞ」と承知しながら、その方へむかって歩みを運ぶのであった。
一世お鯉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
少しく体を前へ
屈
(
かが
)
めると、
飜筋斗
(
もんどり
)
打って転げ
墜
(
お
)
ちるであろう。
斯
(
こ
)
う思うと、
飲料
(
のみもの
)
を用意していない彼は
愈
(
いよい
)
よ
渇
(
かわき
)
を覚えた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
食物
(
くいもの
)
と云えば小鳥や
果実
(
このみ
)
、
飲料
(
のみもの
)
と云えば谷川の水、そうして冬季餌のない時は寂しい村の人家を襲い、鶏や穀物や野菜などを巧みに盗んで来たりした。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
この様子では
飲料
(
のみもの
)
で
吐血
(
とけつ
)
をしそうにも思われないから、一息に
煽
(
あお
)
りました。実はげっそりと腹も空いて。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
とお雪は夫が買って来たミルク・フッドを
茶碗
(
ちゃわん
)
に溶かして、
匙
(
さじ
)
を添えて持って来た。子供は香ばしそうな
飲料
(
のみもの
)
を一寸
味
(
あじわ
)
ったばかりで、
余
(
あと
)
は口を着けようともしなかった。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
水菓子
(
みずかし
)
が
婦人達
(
ふじんたち
)
によつて
持
(
も
)
ちまはられたり、
飲料
(
のみもの
)
が
注
(
つ
)
がれたりした。
話
(
はな
)
せると
思
(
おも
)
つたSH
氏
(
し
)
なども、ちようど
私
(
わたし
)
の
傍
(
そば
)
にいて「
読
(
よ
)
むには
読
(
よ
)
むが
話
(
はなし
)
はできない」と
断
(
ことわ
)
りを
言
(
い
)
つていた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
灯を強みダリヤがつくるあざやけき陰に匂へるわれの
飲料
(
のみもの
)
秋草と虫の音
(新字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
飲料
(
のみもの
)
の茶碗には小さき羽虫の死骸浮び
呼子と口笛
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
飲料
(
のみもの
)
がほしければはいりそうなものであるが、若い人の、歓楽境のようにされてるそうしたところへは、
女人
(
おんな
)
はまず近よらない方がいいという、変な
頑固
(
がんこ
)
なものが
一世お鯉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
信州人ほど茶を
嗜
(
たしな
)
む手合も
鮮少
(
すくな
)
からう。
斯
(
か
)
ういふ
飲料
(
のみもの
)
を好むのは寒い山国に住む人々の性来の特色で、日に四五回づゝ集つて飲むことを楽みにする家族が多いのである。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
社交家
(
しやこうか
)
のM、H
氏
(
し
)
夫人
(
ふじん
)
が、
私達
(
わたしたち
)
のために
何
(
なに
)
か
飲料
(
のみもの
)
でも
斡旋
(
あつせん
)
しやうとして、ボオイに
謀
(
はか
)
つてみたけれど、
今夜
(
こんや
)
の
騒
(
さわ
)
ぎなので、これといふものもなかつた。たゞ
曹達水
(
そうだすい
)
があるばかりであつた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
飲料
(
のみもの
)
の
茶碗
(
ちやわん
)
には小さき羽虫の
死骸
(
しがい
)
浮び
詩
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
彼女の
頬
(
ほお
)
は、暖炉や
飲料
(
のみもの
)
のためではなくカッと血の気がさした。それを見ると、わたしは気持ちがすがすがしくなって、お鯉は生ている、生作りの
膾
(
なます
)
だと、急に聞く方も、ぴんとした。
一世お鯉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
女の子は赤い
緒
(
お
)
の
草履
(
ぞうり
)
、男の子は白い緒の草履、お弁当はみんな揃えてお
寿司
(
すし
)
の折詰を学校からあつらえ、お菓子や
飲料
(
のみもの
)
のことまで世話人を
定
(
き
)
めたところが、あいにくその日は朝から曇って
旧聞日本橋:04 源泉小学校
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
“飲料”の解説
飲料(いんりょう)は、飲む行為により摂取する液状のもの。飲み物やドリンクとも言う。
(出典:Wikipedia)
飲
常用漢字
小3
部首:⾷
12画
料
常用漢字
小4
部首:⽃
10画
“飲料”で始まる語句
飲料水