“曹達水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうだすい42.9%
ソーダすい14.3%
ソオダすい14.3%
ソオダすゐ14.3%
ソデリヤ・ワダ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくして、身体しんたいを七十日間曹達水そうだすいひたしたる後、之を取出し、護謨ごむにて接合せる麻布をもって綿密に包巻ほうかんするなり
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「帰るというものを、強いて引っ張って来ても悪いと思ったから。でも富士屋で曹達水ソーダすいんだり何かして。」
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
砂糖の塔、生菓子なまがし麦藁むぎわらのパイプを入れた曹達水ソオダすいのコップなどの向うに人かげが幾つも動いている。少年はこの飾り窓の前へ通りかかり、飾り窓の左に足を止めてしまう。少年の姿は膝の上まで。
浅草公園:或シナリオ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
我々は一しよに大学前の一白舎いつぱくしやの二階へ行つて、曹達水ソオダすゐに二十銭の弁当を食つた。食ひながらいろんな事を弁じ合つた。自分と成瀬との間には、可也かなり懸隔かけへだてのない友情が通つてゐた。
あの頃の自分の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
アントニオ・モレノ主演「侠勇男子」の絵看板と跳舞大会のびらとがホテル近代モデルンの入口を色どり、しつこい乞食のに夕方の風が吹き、いっぱいの曹達水ソデリヤ・ワダに日露支全極東の味がこもり
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)