“のみしろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飲代81.0%
飮代9.5%
飲料9.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おべんちゃらと、おためごかしを混合ごっちゃにして、けだもの茶屋の飲代のみしろぐらいは、たしかにお松からせしめていることは疑うべくもありますまい。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
きましたよ、恐ろしく念入りに。すると、雪駄直し丈けぢや暮しの足しにも、飮代のみしろにもならないから、頼まれて人樣の手紙を取次いでゐるが、數多いことで、一々顏を覺えちやゐない。
「対山は酒の吟味がいこう厳しいと聞いたが、これは乃公の飲料のみしろじゃ。一つ試みてくれ。」
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)