“翻筋斗（とんぼがえり）” の例文
旧字：飜筋斗
クサカはそれをやる気になって、飛びあがって、翻筋斗（とんぼがえり）をして、後脚でくるくる廻って見せた。それも中々手際よくは出来ない。
犬 (新字新仮名) ／ レオニード・ニコラーエヴィチ・アンドレーエフ(著)
特にあのアラビア人のような名前のついた一団の自由自在に跳躍する翻筋斗（とんぼがえり）の一景などは見るだけで老人を若返らせるようなものである。見るものは芸ではなくして活きる力である。
マーカス・ショーとレビュー式教育 (新字新仮名) ／ 寺田寅彦(著)
それから翻筋斗（とんぼがえり）をして、転（ころ）がって一しょに死ぬる。
ファウスト (新字新仮名) ／ ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(著)
不細工な体で翻筋斗（とんぼがえり）をして
ファウスト (新字新仮名) ／ ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(著)