“すなぼこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
砂埃100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
並み木もない本所の町々はいつも砂埃すなぼこりにまみれていた。が、幼い信輔に自然の美しさを教えたのはやはり本所の町々だった。彼はごみごみした往来に駄菓子を食って育った少年だった。
『さア何處どこへ行くんだらうな。』と、小池はもう砂埃すなぼこりの立つ街道へ出てゐた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)