“砂塵埃”の読み方と例文
読み方割合
すなぼこり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戸外そとは寒い風が、道路みちに、時々軽い砂塵埃すなぼこりを捲いていた。その晩は分けて電車の音も冴えて響いた。ましておとりさまと、女中などの言うのを聞けば、何となく冬も急がれる心地がする。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)