“臥房”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふしど66.7%
がぼう16.7%
ねべや16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これよりはその時のさまを樂しき夢に見んとぞおもふ。便びんなきアントニオよと語りもあへず、ジエンナロはおのが臥房ふしどに跳り入りぬ。
そして、廊にたたずみながら奥をうかがうと、臥房がぼう深き所、芙蓉のとばりまだみだれて、ゆうべいかなる夢をむすんだか、鏡に向って、臙脂えんじを唇に施している美姫のうしろ姿がちらと見えた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
をはりて媼は我をきてはしごを登り、二階なる二がんにいたりぬ。是れわれ等三人の臥房ねべやなり。わが龕は戸口の向ひにて、戸口よりは最も遠きところにあり。