“がぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
画舫66.7%
我忘16.7%
臥房16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
楊州で画舫がぼうを漕いでくれた母親の方にはまだまだ昔の支那が残っていたようである。私は秦淮の街にスケッチに出かけて、そういう女も写したりした。
中支遊記 (新字新仮名) / 上村松園(著)
いわゆる彼忘ひぼう我忘がぼう喜捨金きしゃきんでありますからその高は言いませぬ。私はその金でまた参考書を買いました。ところが銭さえあると無くしてしまうことが好きな男だといって大宮君にしかられた。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
そして、廊にたたずみながら奥をうかがうと、臥房がぼう深き所、芙蓉のとばりまだみだれて、ゆうべいかなる夢をむすんだか、鏡に向って、臙脂えんじを唇に施している美姫のうしろ姿がちらと見えた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)