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画舫
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がぼう
ふりがな文庫
“
画舫
(
がぼう
)” の例文
或る
華奢
(
かしゃ
)
なる美術狂某がこの地に天然の趣味を欠ぎたるを恨み、吉野、嵐山の桜の花片を汽車二列車に送らしめてこれを御茶の水に浮べ、数艘の
画舫
(
がぼう
)
四百年後の東京
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
楊州で
画舫
(
がぼう
)
を漕いでくれた母親の方にはまだまだ昔の支那が残っていたようである。私は秦淮の街にスケッチに出かけて、そういう女も写したりした。
中支遊記
(新字新仮名)
/
上村松園
(著)
陳の幼な友達に
梁子俊
(
りょうししゅん
)
という者があった。南方へ往って官吏をしていて、十余年目に故郷へ帰ってきたが、洞庭を舟で通っていると、一艘の
画舫
(
がぼう
)
がいた。
西湖主
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
のちに芥川龍之介氏の「支那游記」をよむと、同氏もここに
画舫
(
がぼう
)
をつないで、
槐
(
えんじゅ
)
の
梧桐
(
ごとう
)
の下で西湖の水をながめながら、同じ飯館の
老酒
(
ラオチュウ
)
をすすり、
生姜煮
(
しょうがに
)
の鯉を食ったとしるされている。
女侠伝
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
娘と母親が漕ぐ
画舫
(
がぼう
)
は五亭橋へ向っていた。
中支遊記
(新字新仮名)
/
上村松園
(著)
“画舫”の意味
《名詞》
画 舫(がぼう)
美しく飾った遊覧船。
(出典:Wiktionary)
画
常用漢字
小2
部首:⽥
8画
舫
漢検1級
部首:⾈
10画
“画”で始まる語句
画
画家
画工
画布
画策
画餅
画師
画筆
画帖
画板