“画板”のいろいろな読み方と例文
旧字:畫板
読み方割合
がばん50.0%
パレツト16.7%
ぱねる8.3%
えいた8.3%
がはん8.3%
パレット8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天気のよい暖かい日には、画板がばんと絵の具とをたずさえてよく野に出かけた。稲木いなぎはんの林、掘切ほっきり枯葦かれあし、それに雪の野を描いたのもあった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
絵具を画板パレツトで練らずになまな色のまま並べようとする画家の技巧テクニツクにも似て居るやうであるが、これは無理な試みであらう。(十月三日)
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
唯燐燵の消え掛った時に壁の中程に在る画板ぱねるの間から人の手の様な者が出て居るかと思った、勿論薄ぐらい所では木の株が人の頭に見えたり
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
画板えいたの間から怪しい手(後に分った虎井夫人の手)の出た事など思い出し、又近く昨夜に、確か此の室から神経を掻き紊す様な恐ろしい叫び声の聞こえた事を思い出し
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
『すっかり忘れていた、失敬失敬、それよりか君に見せたい物があるのだ、』と風呂敷ふろしきに包んでその下をまた新聞紙で包んである、画板がはんを取り出して、時田に渡した。時田は黙って見ていたが
郊外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
と云う所迄が素描デッサンであって、あの日に愈絵筆ブラッシュ画板パレットを持ったのだよ。で、その手始めに、三度天人像に後光を現わしたのだ。
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)