“しとね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
67.0%
16.3%
5.4%
5.4%
2.5%
綉褥0.5%
瓔瑜0.5%
臥床0.5%
臥榻0.5%
茵絨毯0.5%
裀褥0.5%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
硝子の窓から内部いてみると、底にはふくよかな脱脂綿があって、その上に茶っぽい硝子のようなものが散らばっている。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
滔々たる天下その師弟の間、厳として天地の如く、その弟子は鞠躬として危座し、先生はに座し、見台に向い、昂然として講ず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
厚きの積れる雪と真白き上に、乱畳める幾重を争ひつつ、なる姿をかずはれるを、窓の日のして隠々照したる
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
彼は夜遅くなつて、疲れて、草のにも安息をおもふ旅人のやる瀬ない気持になつて、電車を下りて暗い場末の下宿へ帰るのであつた。
哀しき父 (新字旧仮名) / 葛西善蔵(著)
ところが、一閣の室に通されて見ると、この寒いのに、暖炉の備えもなくの上にも敷いてなかった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
万戸は驚いて介抱したが蘇生しないので、綉褥に包んで家の背後の圃中にある銀杏の樹の下へ埋めた。
愛卿伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
墓がかれて、綉褥に包まれた愛卿の死骸が露われた。趙は我を忘れてそれを開けてみた。
愛卿伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
杜陽はふらふらと起って侍女に引きずられるように紅い瓔瑜の処へ往った。
陳宝祠 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
まるで花の臥床だ。谷の百合は一名を君影草とも言って、「幸福の帰来」を意味するなどと、花好きなB君が話した。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
君が臥榻はまことにうつくし、されど君が玉座はそれよりも美し
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
晩夏の午時。石欄より登り来る階段の上にはデジデリオ、アントオニオ、バチスタ、パリスの四人茵絨毯の上に寝そべりている。
夫人は喜んで泣くことをやめて元豊をでた。元豊はかに息をしていたが、びっしょり大汗をかいて、それが裀褥まで濡らしていた。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
待人の紙綟が結ばっていそうだし、取残したの目から鬢櫛が落ちて来そうで、どうやらを、無断で通り抜ける気がして肩身が細い。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)