“ふとん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蒲団78.4%
布団15.4%
蒲團3.2%
布團2.0%
0.4%
臥被0.2%
0.2%
裀褥0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大声で揺り起されて土岐健助が、宿直室の蒲団の中からスッポリと五分刈頭を出したのは、もう朝も大分日が高くなった頃であった。
白蛇の死 (新字新仮名) / 海野十三(著)
あわてて戸を閉め、内側に心張り棒をかって、それなり布団でもかぶってしまったのか、しいんとして、中に人がいるとも思わせない。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一寸へ」とつて、燐寸瓦斯煖爐いた。瓦斯煖爐比例したさいものであつた。坂井はしかる蒲團めた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
み外へ遣置急立めて覗見るに四郎は夜具れて鼻唄ひ居るにぞ御出なんしたと屏風の中にに御聞申事が布團の上へりけれどもの氣も
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
朝になって女の死骸にかけたを開けてみると頭がなくなっていた。呉侍御は怒って侍女達を鞭でたたいてせめた。
陸判 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
これも何か思い当る処あるらしく、客なる少女の顔をじっと見て、又たと傍の寝床を見ると、少年は両腕り出したまま能く眠っている、其手を静に臥被の内に入れてやった。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
木魚は小さいのは可愛らしいものであるが、大きなのがを敷いて座っていると、かなりガクガクとした平たい四角である。老爺さんの顔も大きな四角なお出額も張っている。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
そして我家へ帰ってみると、黄英はもう家の掃除をして、牀榻裀褥の用意をしてあった。それはあらかじめ弟の帰るのを知っていたかのように。
黄英 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)