“ぶとん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ブトン
語句割合
蒲団80.0%
布団8.0%
布團8.0%
衾4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日蔭の冷い細流(せせらぎ)を、軒に流して、ちょうどこの辻の向角(むこうかど)に、二軒並んで、赤毛氈(あかもうせん)に、よごれ蒲団(ぶとん)を継(つぎ)はぎしたような射的店(しゃてきみせ)がある。
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
布団のそばにすわってじっと様子をうかがっていると、やがて子供(こども)の声がしてきました。それはたしかに一枚の掛(か)け布団(ぶとん)からするのでした。あとの布団はみんな黙(だま)っています。
神様の布団 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
召捕(めしとる)べしと有りければ畏(かしこ)まり候とて同心は早速(さつそく)其夜小柳町近邊に到り能々聞糺(きゝたゞ)すに幸ひ此夜多兵衞願山共居宅(きよたく)に在て惡黨(あくたう)共を集(あつ)め大博奕を始め居たり多兵衞は廣袖(ひろそで)の小袖を着し三ツ布團(ぶとん)の上に大安坐(おほあぐら)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そして夜具の中へはいろうとした、そばに寝かせてある康三郎をみて寒いかなと思い、すぐ立っていって薄いほうの掛け衾(ぶとん)をとりだした。
日本婦道記:桃の井戸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)