“居宅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょたく42.9%
きよたく14.3%
やしき14.3%
うち14.3%
ゐたく14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつての安土文化にもまさる浪華文化が婦女子の服装から居宅きょたくの様式、歌舞音曲にまであらわれて、それはそれは盛んなものであるなどと、世間ばなしまで織り交ぜて語りつづけた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とらんには刺殺さしころして物にせんか縊殺しめころしてくれんかと立たり居たりして見ても流石さすがに自分の居宅きよたくにて荒仕事あらしごと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
けれども顋の下の髯と、地面居宅やしきとはどんな関係があるか知りたかったので、それだけちょっと聞き返して見た。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
最後に和尚は、早くあごの下へひげを生やして、地面を買って居宅うちを御建てなさいと勧めた。余は地面を買って居宅を建て得る身分なら何も君の所に厄介になっちゃいないと答えたかった。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ば村役人へ急度きつと預けおき奉公人は番頭忠兵衞はじめ殘らず是又村役人へ預申付るなり居宅ゐたくの儀は村の百姓共申合せ晝夜番ちうやばんを致すべしと申渡し家内諸式しよしき米倉迄こめぐらまでのこらず改めの上中田甚太夫の封印ふういん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)