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裀
ふりがな文庫
“裀”の読み方と例文
読み方
割合
しとね
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しとね
(逆引き)
声をかけて見ようと思う、嫗は小屋で暗いから、
他
(
ほか
)
の一人はそこへと見
遣
(
や
)
るに、
誰
(
たれ
)
も無し、月を肩なる、山の裾、蘆を
裀
(
しとね
)
の寝姿のみ。
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ところが、一閣の室に通されて見ると、この寒いのに、暖炉の備えもなく
榻
(
とう
)
の上に
裀
(
しとね
)
も敷いてなかった。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼は十五の少年の驚くまでに大人びたる
己
(
おのれ
)
を見て、その着たる
衣
(
きぬ
)
を見て、その坐れる
裀
(
しとね
)
を見て、やがて美き宮と共にこの家の
主
(
ぬし
)
となるべきその身を思ひて、
漫
(
そぞろ
)
に涙を催せり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
裀(しとね)の例文をもっと
(5作品)
見る
裀
部首:⾐
11画
“裀”のふりがなが多い著者
川上眉山
尾崎紅葉
泉鏡花
吉川英治