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纏足
ふりがな文庫
“纏足”の読み方と例文
読み方
割合
てんそく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てんそく
(逆引き)
雪の長い並木道を
纏足
(
てんそく
)
で中国の女は黒く、よちよち動いた。並木道の外れの電車路に、婆さんと男の子供がいた。転轍手と遊んでいた。
赤い貨車
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
口を開けた古靴の群れの中に転げたマンゴ、光った石炭、
潰
(
つぶ
)
れた卵、膨れた魚の気胞の中を、
纏足
(
てんそく
)
の婦人がうろうろと廻っていた。
上海
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
「こんど藤野先生から、研究のテエマをもらって、一緒にやってみませんか。
纏足
(
てんそく
)
の骨形状など、面白いんじゃないでしょうか。」
惜別
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
纏足(てんそく)の例文をもっと
(11作品)
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“纏足”の意味
《名詞》
中国の前近代に、女児に対して、幼い頃から足に布をきつく巻いて成長を阻害した習俗。足が小さいことが女性の魅力とされたことによる。
(出典:Wiktionary)
“纏足”の解説
纏足(てんそく)は、幼児期より足に布を巻かせ、足が大きくならないようにするという、唐の末期から辛亥革命ごろまで中国で女性に対して行われていた風習。現代の中国では「小脚」とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
纏
漢検準1級
部首:⽷
21画
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
“纏”で始まる語句
纏
纏綿
纏頭
纏向
纏繞
纏縛
纏絡
纏布
纏夤
纏持
検索の候補
足手纏
手足纏
“纏足”のふりがなが多い著者
小栗虫太郎
南方熊楠
黒島伝治
横光利一
吉川英治
芥川竜之介
太宰治
宮本百合子