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惜気
ふりがな文庫
“惜気”のいろいろな読み方と例文
旧字:
惜氣
読み方
割合
おしげ
92.6%
をしげ
7.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おしげ
(逆引き)
小豆色
(
あずきいろ
)
のセーターを着た助手が、水道のホーズから村山貯水池の水を
惜気
(
おしげ
)
もなく注いで、寝台自動車に冷たい行水を使わせている。
病院風景
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
今どきこの湯つぼへ下りて来る人はあるまいと、千浪は安心して、
惜気
(
おしげ
)
もなくその
身体
(
からだ
)
を湯に
嬲
(
なぶ
)
らせて、上ることも忘れたふうだった。
煩悩秘文書
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
惜気(おしげ)の例文をもっと
(50作品)
見る
をしげ
(逆引き)
都督の辞令を受取つた中将は、
漸
(
やつ
)
とこの頃似合ふやうになつた背広服を、
惜気
(
をしげ
)
もなく脱ぎ捨てて早速中将の軍服に着替へようとした。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
金剛石
(
ダイアモンド
)
と光を争ひし目は
惜気
(
をしげ
)
も無く
瞪
(
みは
)
りて時計の
秒
(
セコンド
)
を刻むを
打目戍
(
うちまも
)
れり。火に
翳
(
かざ
)
せる彼の手を見よ、玉の如くなり。さらば友禅模様ある
紫縮緬
(
むらさきちりめん
)
の
半襟
(
はんえり
)
に
韜
(
つつ
)
まれたる彼の胸を想へ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
惜気(をしげ)の例文をもっと
(4作品)
見る
惜
常用漢字
中学
部首:⼼
11画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“惜”で始まる語句
惜
惜別
惜氣
惜哉
惜愛
惜春
惜毛
惜字塔
惜春行楽
惜暮計候
“惜気”のふりがなが多い著者
中里介山
夏目漱石
三遊亭円朝
二葉亭四迷
ロマン・ロラン
内田魯庵
水上滝太郎
泉鏡花
薄田泣菫
林不忘