“一名”の読み方と例文
読み方割合
いちめい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなすべりのたに一名いちめいたにばるゝほどで、一度いちどこのあななか陷落かんらくしたるものは、到底とうていがれこと出來できないのである。
日本につぽんける大地震だいぢしん統計とうけいによれば、あまおほきくない町村ちようそんおいて、潰家かいか十一軒毎じゆういつけんごと一名いちめい死者ししやしようずる割合わりあひである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
さかうへはうから、いちごだ、いちごだ、と威勢ゐせいよくよばはりながら、跣足はだしですた/\とりてる、一名いちめいわつぱがある。
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)