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一名
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いちめい
ふりがな文庫
“
一名
(
いちめい
)” の例文
砂
(
すな
)
すべりの
谷
(
たに
)
、
一名
(
いちめい
)
を
死
(
し
)
の
谷
(
たに
)
と
呼
(
よ
)
ばるゝ
程
(
ほど
)
で、
一度
(
いちど
)
此
(
この
)
穴
(
あな
)
の
中
(
なか
)
へ
陷落
(
かんらく
)
したるものは、
到底
(
とうてい
)
免
(
の
)
がれ
出
(
で
)
る
事
(
こと
)
は
出來
(
でき
)
ないのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
日本
(
につぽん
)
に
於
(
お
)
ける
大地震
(
だいぢしん
)
の
統計
(
とうけい
)
によれば、
餘
(
あま
)
り
大
(
おほ
)
きくない
町村
(
ちようそん
)
に
於
(
おい
)
て、
潰家
(
かいか
)
十一軒毎
(
じゆういつけんごと
)
に
一名
(
いちめい
)
の
死者
(
ししや
)
を
生
(
しよう
)
ずる
割合
(
わりあひ
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
坂
(
さか
)
の
上
(
うへ
)
の
方
(
はう
)
から、
其
(
そ
)
の
苺
(
いちご
)
だ、
苺
(
いちご
)
だ、と
威勢
(
ゐせい
)
よく
呼
(
よば
)
はりながら、
跣足
(
はだし
)
ですた/\と
下
(
お
)
りて
來
(
く
)
る、
一名
(
いちめい
)
の
童
(
わつぱ
)
がある。
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
この
温帶林
(
おんたいりん
)
にはどんな
樹木
(
じゆもく
)
が
生育
(
せいいく
)
してゐるかといふと、
一番
(
いちばん
)
いちじるしいのがぶなの
木
(
き
)
です。
本帶
(
ほんたい
)
を
一名
(
いちめい
)
『
椈帶
(
ぶなたい
)
』といふのもぶなが、その
代表
(
だいひよう
)
樹種
(
じゆしゆ
)
であるからです。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
大空の
丁度
(
ちょうど
)
ま上に見える
琴座
(
ことざ
)
の一等星ベガ
一名
(
いちめい
)
織女星
(
しょくじょせい
)
を目がけて、グングン高くのぼり始めた。
月世界探険記
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
右の
写本
(
しやほん
)
を
一名
(
いちめい
)
に
付
(
つき
)
三日間
(
みつかかん
)
留置
(
とめおき
)
の
掟
(
おきて
)
で社員へ
廻
(
まわ
)
したのです、すると、見た者は
鉛筆
(
えんぴつ
)
や
朱書
(
しゆがき
)
で
欄外
(
らんぐわい
)
に
評
(
ひやう
)
などを入れる、
其評
(
そのひやう
)
を
又
(
また
)
反駁
(
はんばく
)
する者が有るなどで、なか/\
面白
(
おもしろ
)
かつたのであります
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
このついでに
記
(
しる
)
して
置
(
お
)
きたいのは、
飛騨
(
ひだ
)
信濃
(
しなの
)
の
國境
(
こつきよう
)
にある
硫黄嶽
(
いおうだけ
)
、
一名
(
いちめい
)
燒岳
(
やけだけ
)
(
高
(
たか
)
さ
二千四百五十八米
(
にせんしひやくごじゆうはちめーとる
)
)である。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
『
獅子
(
しゝ
)
の
友呼
(
ともよ
)
び!。』と
一名
(
いちめい
)
の
水兵
(
すいへい
)
は
咡
(
さゝや
)
いた。
成程
(
なるほど
)
遠雷
(
えんらい
)
の
如
(
ごと
)
き
叫聲
(
さけびごゑ
)
が
野山
(
のやま
)
に
響渡
(
ひゞきわた
)
ると、
忽
(
たちま
)
に
其處
(
そこ
)
の
森
(
もり
)
からも、
彼處
(
かしこ
)
の
岩陰
(
いはかげ
)
からも
三頭
(
さんとう
)
五頭
(
ごとう
)
と
猛獸
(
まうじう
)
は
群
(
ぐん
)
をなして
現
(
あら
)
はれて
來
(
き
)
た。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
その
癖
(
くせ
)
をかしいぢやありませんか。
名所圖繪
(
めいしよづゑ
)
なぞ
見
(
み
)
ます
度
(
たび
)
に、
妙
(
めう
)
にあの
寺
(
てら
)
が
氣
(
き
)
に
成
(
な
)
りますから、
知
(
し
)
つてゐますが、
寶物
(
はうもつ
)
に(
文幅茶釜
(
ぶんぶくちやがま
)
)——
一名
(
いちめい
)
(
泣
(
な
)
き
茶釜
(
ちやがま
)
)ありは
何
(
ど
)
うです。
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
おれは道夫を
喜
(
よろこ
)
ばせ、
且
(
か
)
つ愉快に勉強させてやろうと思って、これを買って来たんだ。これ
一名
(
いちめい
)
親心
(
おやごころ
)
のレコードという。道夫、さあ、かけてごらん。「
算術
(
さんじゅつ
)
の歌」というラベルの方だよ。
新学期行進曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
二萬六千
(
にまんろくせん
)
の
人口中
(
じんこうちゆう
)
、
地下室
(
ちかしつ
)
に
監禁
(
かんきん
)
されてゐた
一名
(
いちめい
)
の
囚徒
(
しゆうと
)
を
除
(
のぞ
)
く
外
(
ほか
)
、
擧
(
こぞ
)
つて
死滅
(
しめつ
)
したことに
於
(
おい
)
て
有名
(
ゆうめい
)
である。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
今
(
いま
)
は
工事中
(
こうじちゆう
)
であるから、
明瞭
(
あきらか
)
に
知
(
し
)
る
事
(
こと
)
は
出來
(
でき
)
ぬが、
其
(
その
)
一種
(
いつしゆ
)
は
艇
(
てい
)
の
前端
(
ぜんたん
)
に
裝置
(
さうち
)
されたる
極
(
きは
)
めて
強硬
(
きようこう
)
なる、また
極
(
きは
)
めて
不思議
(
ふしぎ
)
なる「
衝角
(
しやうかく
)
」
一名
(
いちめい
)
「
敵艦衝破器
(
てきかんしやうはき
)
」と
呼
(
よ
)
ばれたる
軍器
(
ぐんき
)
で
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
時
(
とき
)
に、
其
(
そ
)
の
一名
(
いちめい
)
、
弘法
(
こうぼふ
)
の
湯
(
ゆ
)
の
露呈
(
あらは
)
なことは、
白膏
(
はくこう
)
の
群像
(
ぐんざう
)
とまでは
行
(
い
)
かないが、
順禮
(
じゆんれい
)
、
道者
(
だうじや
)
、
村
(
むら
)
の
娘
(
むすめ
)
、
嬰兒
(
あかんぼ
)
を
抱
(
だ
)
いた
乳
(
ちゝ
)
も
浮
(
う
)
く……
在
(
ざい
)
の
女房
(
にようばう
)
も
入交
(
いれまじ
)
りで、
下積
(
したづみ
)
の
西洋畫
(
せいやうぐわ
)
を
川
(
かは
)
で
洗濯
(
せんたく
)
する
風情
(
ふぜい
)
がある。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
この
事
(
こと
)
は
西暦
(
せいれき
)
千九百二年
(
せんくひやくにねん
)
五月八日
(
ごがつやうか
)
マルチニック
島
(
とう
)
プレー
山
(
さん
)
の
噴火
(
ふんか
)
に
就
(
つい
)
て
記
(
しる
)
した
通
(
とほ
)
りであるが、サンピール
市
(
し
)
二萬六千
(
にまんろくせん
)
の
人口中
(
じんこうちゆう
)
、
生存者
(
せいぞんしや
)
は
地下室
(
ちかしつ
)
に
監禁
(
かんきん
)
されてゐた
一名
(
いちめい
)
の
囚徒
(
しゆうと
)
のみであるので
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
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