“いちめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一名52.6%
一命47.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さかうへはうから、いちごだ、いちごだ、と威勢ゐせいよくよばはりながら、跣足はだしですた/\とりてる、一名いちめいわつぱがある。
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
この温帶林おんたいりんにはどんな樹木じゆもく生育せいいくしてゐるかといふと、一番いちばんいちじるしいのがぶなのです。本帶ほんたい一名いちめい椈帶ぶなたい』といふのもぶなが、その代表だいひよう樹種じゆしゆであるからです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
しかし天性弱きを助け強きをひしぐの資性に富み、善人と見れば身代しんだいは申すに及ばず、一命いちめいなげうってもこれを助け、また悪人と認むればいさゝか容赦なく飛蒐とびかゝって殴り殺すという七人力にんりき侠客きょうかくでございます。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
覺束おぼつかなし、わらは夜叉神やしやじん一命いちめいさゝげて、桃太郎も〻たらう
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)