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一命
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いちめい
ふりがな文庫
“
一命
(
いちめい
)” の例文
「そうですねえ。要するに、斥候隊で、敵の作戦を見破ったり、場合によれば、
一命
(
いちめい
)
を投げだして、敵中へ斬り込みもするですよ」
鬼仏洞事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
某
(
それがし
)
重
(
おも
)
き
御役目
(
おやくめ
)
を
蒙
(
かうむ
)
り
候
(
さふらふ
)
上
(
うへ
)
は
一命
(
いちめい
)
を
賭
(
かけ
)
物
(
もの
)
にして
何
(
なに
)
にても
心
(
こゝろ
)
のまゝにいたしたく
候
(
さふらふ
)
。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
併
(
しか
)
し天性弱きを助け強きを
挫
(
ひし
)
ぐの資性に富み、善人と見れば
身代
(
しんだい
)
は申すに及ばず、
一命
(
いちめい
)
を
擲
(
なげう
)
ってもこれを助け、また悪人と認むれば
聊
(
いさゝ
)
か容赦なく
飛蒐
(
とびかゝ
)
って殴り殺すという七
人力
(
にんりき
)
の
侠客
(
きょうかく
)
でございます。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
覺束
(
おぼつか
)
なし、
妾
(
わらは
)
夜叉神
(
やしやじん
)
に
一命
(
いちめい
)
を
奉
(
さゝ
)
げて、
桃太郎
(
も〻たらう
)
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
さてこそ、やむなくそこへ逃げこんで
一命
(
いちめい
)
をもちこたえたのはいいが、後になってくしゃみの連発に気をくさらす者も出来てくる始末であった。
地軸作戦:――金博士シリーズ・9――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
たゞ
一命
(
いちめい
)
を
捧
(
さゝ
)
ぐることをこそ
天地
(
てんち
)
に
誓
(
ちか
)
ひ
候
(
さふら
)
へ
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
彼女の
繊細
(
せんさい
)
なる手首が紐でこすられて血が出、それが紐の切れ端に残ったことは確かだ。こうして彼女は、遂に敗れて
一命
(
いちめい
)
を失ったものらしい。
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
患者が
識
(
し
)
らずに三十分以上もあのラジウムを肛門に入れて置くと、ラジウムのために肛門の
辺
(
へん
)
がとりかえしのつかぬ程腐って
遂
(
つい
)
には
一命
(
いちめい
)
に
係
(
かかわ
)
るだろうなどと心配した。
柿色の紙風船
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「それはさっききみが掘りあてたとおり、第二研究室の
床
(
ゆか
)
の下には、外へのがれる道がこしらえてあったので、いそいでそれへとびこんで、
一命
(
いちめい
)
をまっとうしたのです」
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
危
(
あやう
)
き
一命
(
いちめい
)
大空魔艦
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“一命”の意味
《名詞》
一つの命。
一件の命令。
(出典:Wiktionary)
“一命”の解説
『一命』(いちめい、Harakiri : death of a samurai)は、三池崇史監督による2011年の日本映画である。第1回パロアルト国際映画祭、PAIFF&Dolby3D賞(3D技術賞)受賞。
(出典:Wikipedia)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
命
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥