“野山”の読み方と例文
読み方割合
のやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見わたすかぎり、野山のやまは黄色く、とりいれのあとのたんぼはくろずみ、空は雲一つなく晴れわたっていました。
山の別荘の少年 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
つまりうさぎ外敵がいてきよわ動物どうぶつですから、ふゆゆきつて野山のやま眞白まつしろになれば自分じぶんのからだをもおなじようにしろくしてほかから容易よういつからないようにするのです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
御馳走ごちそうには季春しゆんがまだはやいが、たゞるだけなら何時いつでもかまはない。食料しよくれうらないはべつとして、今頃いまごろ梅雨つゆには種々さま/″\きのこがによき/\と野山のやまえる。
くさびら (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)