“季春”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きしゅん50.0%
しゆん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「男爵も此の時分はまだ御盛ごさかんであったな。丁酉ていゆうとし季春きしゅんというとわしが辞職する前の年だ。」
春雨の夜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
御馳走ごちそうには季春しゆんがまだはやいが、たゞるだけなら何時いつでもかまはない。食料しよくれうらないはべつとして、今頃いまごろ梅雨つゆには種々さま/″\きのこがによき/\と野山のやまえる。
くさびら (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)