“丁酉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていゆう66.7%
ひのととり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「性蓮院妙相日縁信女、父本皓、母渋江氏、安永あんえい六年丁酉ていゆう五月三日しす、享年十九、俗名千代、作臨終歌曰りんじゅううたをつくりていわく云々うんぬんとしてあるのは、登勢の生んだ本皓のむすめである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
天保八年丁酉ていゆう 米穀騰貴。二月、大塩平八郎乱を大坂に起す。四月、家慶いえよし征夷大将軍に拝す〔慎徳公〕。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
かの明暦三年丁酉ひのととり正月の大火に両国橋が焼けおちるまで、たしかに残っていたそうである。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
天保てんぱう八年丁酉ひのととりとし二月十九日の暁方あけがた七つどきに、大阪西町奉行所にしまちぶぎやうしよの門をたゝくものがある。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)