“御盛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごさかん80.0%
おさかん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土蔵一つだけ残っていますが、あれはひどい雨漏あまもりで、山崎様御盛ごさかんの頃払下げになり、取りこわすつもりで、そのままになっております
「男爵も此の時分はまだ御盛ごさかんであったな。丁酉ていゆうとし季春きしゅんというとわしが辞職する前の年だ。」
春雨の夜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「そうさ、たしかこの春の朗読会ぎりだったね。朗読会と云えば近頃はやはり御盛おさかんかね。その御宮おみやにゃなりませんか。あれはうまかったよ。僕はおおいに拍手したぜ、君気が付いてたかい」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)