“工事中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうじちゆう50.0%
こうじちう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此時このときたちまわたくしとまつたのはこの不思議ふしぎなる洞中造船所どうちゆうざうせんじよ中央ちうわうくらゐして、凹凸おうとついわかたち自然しぜん船臺せんだいをなしたるところ其處そこいま工事中こうじちゆうの、一種いつしゆ異樣ゐやう船體せんたいみとめられたのである。
いま工事中こうじちゆうであるから、明瞭あきらかこと出來できぬが、その一種いつしゆてい前端ぜんたん裝置さうちされたるきはめて強硬きようこうなる、またきはめて不思議ふしぎなる「衝角しやうかく一名いちめい敵艦衝破器てきかんしやうはき」とばれたる軍器ぐんき
工事中こうじちう土瓦つちかはらのもりあがつた海邊橋うみべばしを、小山こやまごと電車でんしやは、なだれをきふに、胴腹どうばら欄干らんかんに、ほとん横倒よこだふしにかたむいて、橋詰はしづめみぎつたわたしたちの横面よこつらをはねばしさうに、ぐわんととき
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)