“工事場”の読み方と例文
読み方割合
こうじば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほど、トロッコのとおるレールから、そうはなれていないが、工事場こうじばからはかなりへだたった草原そうげんなかに、いし破片はへんが、しろ小山こやまのごとくかさねてありました。
白い雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ときどき、おもしたように、ゴーッ、ゴーッとさけびをげて、トロッコが幾台いくだいとなくつづいて、小石こいし満載まんさいしてきました。これを工事場こうじばけると、ふたたび、あちらへかえしていくのでした。
白い雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
その行方ゆくえひかったくさなかぼっしていました。工事場こうじば付近ふきんには、いし破片はへんや、小砂利こじゃりや、材木ざいもくなどがんでありました。また、ほかの工夫こうふたちは、おも鉄槌てっついで、材木ざいもくかわなかんでいます。
白い雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)