“写本”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃほん50.0%
しやほん33.3%
ほん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田丸という人には、ちょっと文藻ぶんそうがあった。かれがこの道中の辛苦を書きとめた写本しゃほん旅之衣波たびのころもはには、ちゃんとこう書いてあります。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
これ写本しやほんの十がうあたるので、表題ひやうだい山田やまだ隷書れいしよで書きました、これせた山田やまだの小説が言文一致げんぶんいつちで、わたしの見たのでは言文一致げんぶんいつちの小説はこれ嚆矢はじめでした
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
中風のがあったが、しかし彼の作る写本ほんは、割に評判がよかった、商売にならない位値が安かったせいもある。見習弟子は薄ぼんやりで余り役に立たなかった。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)