“写経”の読み方と例文
読み方割合
しゃきょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初冬の深更(しんこう)のこと、雪明りを愛ずるまま写経(しゃきょう)に時を忘れていると、窓外から毛の生えた手を差しのべて顔をなでるものがあった。
閑山 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
でも、帯揚(おびあげ)の中には、子の又八へ宛てた遺書を入れておくのを忘れていない。自分で写経(しゃきょう)した「父母恩重経」の一部にそれを挟んで、ふかく秘めておく。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
沙車(さしゃ)に、須利耶圭(すりやけい)という人がございました。名門(めいもん)ではございましたそうですが、おちぶれて奥(おく)さまと二人、ご自分は昔(むかし)からの写経(しゃきょう)をなさり、奥さまは機(はた)を織(お)って、しずかにくらしていられました。
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)