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名門
兎ても角ても叶はぬ命ならば、御所の
礎枕にして、
魚山の
夜嵐に
屍を吹かせてこそ、
散りても
芳しき
天晴名門の
末路なれ。
沙車に、
須利耶圭という人がございました。
名門ではございましたそうですが、おちぶれて
奥さまと二人、ご自分は
昔からの
写経をなさり、奥さまは
機を
織って、しずかにくらしていられました。
秋の
野分しば/\して、
睡られぬ
長き
夜の、
且つ
朝寒く——インキの
香の、じつと
身に
沁む
新聞に——
名門のお
嬢さん、
洋画家の
夫人なれば——
衣絵さんの(もう
其の
時は
帰京して
居た)
重態が
“名門”の意味
《名詞》
名門(めいもん)
由緒や名声のある家柄。名家。
長い来歴や安定したブランドイメージを持つ企業・学校・スポーツチームなどの団体。
(出典:Wiktionary)