“沙車”の読み方と例文
読み方割合
さしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうどそのころ沙車さしゃの町はずれのすなの中から、古い沙車大寺のあとがり出されたとのことでございました。
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
沙車さしゃの春のおわりには、野原いちめんやなぎの花が光ってびます。遠くのこおりの山からは、白い何ともえずひとみいたくするような光が、日光の中をってまいります。
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
須利耶さまはおくさまとご相談そうだんで、何と名前をつけようか、三、四日お考えでございましたが、そのうち、話はもう沙車さしゃ全体ぜんたいにひろがり、みんなは子供を雁の童子とびましたので
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)