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唏
ふりがな文庫
“唏”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
すす
50.0%
な
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すす
(逆引き)
もはや、渡舟さえも見えなくなり、男は歯をくいしばってうつ向き、人に顔を見られぬように
唏
(
すす
)
り泣きをした。
津の国人
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
橘はやっと二人のむくろのある土手のうえに
辿
(
たど
)
りつくと、そのまま、草の上に膝をついて
潜々
(
さめざめ
)
と
唏
(
すす
)
り泣いた。
姫たちばな
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
唏(すす)の例文をもっと
(4作品)
見る
な
(逆引き)
ああ、橋がなくなり見えないと、わたくしは呼び聲をあげて
唏
(
な
)
いた。水音はするけれど、人も動物もあるいてゐなかつた。
末野女
(旧字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
往く所があつたら何處にでも失せろと言ひ、先きに立つて足早に歩いていつたが、あん子は、わあ、と聲を擧げて
唏
(
な
)
き出してミツのあとに尾いていつた。
神のない子
(旧字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
唏(な)の例文をもっと
(4作品)
見る
唏
漢検1級
部首:⼝
10画
“唏”を含む語句
嘘唏
唏泣
歔唏