“嘘唏”の読み方と例文
読み方割合
きょき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
魂と魂と抱擁し、接吻し、嘘唏きょきし、号泣したかった。その抱擁の中に自己のいのちが見いだしたかった。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
臨終のあわれを話して「そうお言いだったそうですってね——もうもう二度と女なんかに生まれはしない」——言いかけて婦人はとうとう嘘唏きょきして話をきってしもうた。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)