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唏
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な
ふりがな文庫
“
唏
(
な
)” の例文
ああ、橋がなくなり見えないと、わたくしは呼び聲をあげて
唏
(
な
)
いた。水音はするけれど、人も動物もあるいてゐなかつた。
末野女
(旧字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
往く所があつたら何處にでも失せろと言ひ、先きに立つて足早に歩いていつたが、あん子は、わあ、と聲を擧げて
唏
(
な
)
き出してミツのあとに尾いていつた。
神のない子
(旧字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
笛吹く人は哀れに
唏
(
な
)
きいる生絹のために、笛を唇から放した。
荻吹く歌
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
母親はあちらむきになって、
唏
(
な
)
きながらいた。
みずうみ
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
唏
漢検1級
部首:⼝
10画
“唏”を含む語句
嘘唏
唏泣
歔唏