“眞箇”のいろいろな読み方と例文
新字:真箇
読み方割合
ほんと50.0%
ほんとう25.0%
まつたく8.3%
ほんたう8.3%
まツたく8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眞箇ほんと。ホラ、今朝島田さんから戴いた綺麗な繪葉書ね、姉ちやんが、あれを取上げて奈何どうしても返さないから、代りに此を貰つたの。』
札幌 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
『さう、眞箇ほんとうに!』おそれて尻尾しツぽさきまでもふるへてゐたねずみさけびました。』わたし斯麽こんなことはなしたが最期さいごわたしの一家族かぞくのこらずねこ仇敵かたきおもふ。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
俺に取ツちや眞箇まつたく偶然ぐうぜんに得られた資格で、阿父からいふと必要に迫まられてあたへた資格なんだ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
眞箇ほんたうに何時も/\先生に許り御迷惑をかけて。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
從ツて慘忍ざんにんを極め辛辣を極めて、殆んど何物なにものがん中に置かず、眞箇まツたくシヤイロツク的人物となツて了ふ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)